縁

時折思うのは、就職と離職、結婚と離婚はつくづく縁だと云うことだ。

それ自体は自分の思い・希望があって、相手が受け入れて初めて成り立つ。

良い方向にも、そうではない方向にも…。

前の会社で認められていた頃には感じられなかったが、不況からの退職時には会社を恨んだりした。

今の会社に努めて数年後には、あの退職は今の会社で就職するための布石だったと捉えられた。

満足できていない現在は、前の会社に入ることすら失敗だったのかと考えたりもする。

再婚したときも、そのための準備だったと思えたし、今の状態としては幸せなのだろう。

でも、それまでには離婚前の楽しかったことを思い出したし、再婚の数年後に苦労した時期もある。

思い返すと「万事塞翁が馬」なのだ。

縁とは不思議なものだと思う反面、受け取り方次第なのかも知れない。

度々、耳にする「足るを知る」も感謝を交えて考えると幸せを感じられるだろう。

妻にも子供や孫たち、親兄弟、私に関わる全ての人に感謝。