網膜剥離
数樹年前の高校一年生の夏頃、左目の視野に違和感があった、どうも遠近感がおかしい時がある。
手をかざしたりして確認すると、中心を含む約7割の視界が真っ暗だった。
中学生の後半にボールが頭に当たり、コンタクトレンズをなくした。
(当時はワンデーなどはなく、普通のソフトレンズ)
コンタクトレンズ屋さんへ行ったが、痛みは引いていたので「失くした」だけを伝えて購入していた。
これが直接の原因だと思っており、後に自覚症状が現れた。
コンタクトレンズ屋さんに紹介していただき、大きな病院へ診察に行った。
事前に知らされていても名前すら知らなかった「網膜剥離」と正式に診断され当日入院、3日後手術となった。
現在とは違い全身麻酔で、自覚症状のなかった右目も発症しており両目とも手術を受けた。
途中、麻酔が切れるなど少しトラブルはあったが手術自体は無事成功した。
当時エアコンが効かず、手術後の排尿ができず、止まらない汗に阻まれて処置されたカテーテル…看護師さんが女性だったので恥ずかしい思いをした。(若かった)
3週間の入院を経て退院した。
夏休み唯一の見せ場だった水泳、高校の臨海学校に行けなかった事だけが残念だった。
左目は歪みが残り視力はあまり出ないが、右目の視力検査と視野検査で単車と車の運転免許も取取得できた。
治療に携わった先生方、心配をかけた家族には今でも感謝している。
改めて家族にお礼を伝えたことがなかったかも知れない。
今度、実家に帰った時とお墓参りに行った時にお礼を云おうと思う。